東京海上日動トップクオリティ認定代理店

  >    >     >  元社長(はじめしゃちょー)のガンの話 | ソル・ハート

元社長(はじめしゃちょー)のガンの話

公開日:2016年09月28日

皆さま、こんにちは!
いつもモリシタホケンのホームページをご覧くださり、誠にありがとうございます<(_ _)>

今まで色んな場面で、代表の松尾が昨年患ったガンの話しをしてきましたが、本日はこの場を借りて少し詳しくお伝えします。

 

~ガンの宣告を受けてから~

平成27年8月1日代表取締役に就任。
その翌月9月に体調に不安があり、病院で検査したところ「大腸ガン」の診断を受けました。

頭の中が真っ白になり、「何かの間違いではないか」「何で私が」と無気力状態に陥りました。
医師に「内視鏡で取れますか?」と尋ねたところ、「大きくなりすぎて無理です、外科手術が必要です」と言われ、大変ショックでしたが、まだその時は現状をよく理解できませんでした。
家族になんて話そうか、親には知らせた方がいいか、どこまでの人達に話したらいいか・・・ということを、最初の段階で悩みました。
知りあいの医者に相談したところ、長崎大学附属病院を勧められ、検査を受けた病院に紹介状を書いてもらい転院することに。
1ヶ月の検査代が約9万円かかりましたが、転院したことでさらに検査代が約9万円。この金額は高額医療の対象外で、このとき改めて保険に入っていて良かったと身をもって感じました。

私は趣味でゴルフをやっておりますが、9月は様々な大会が行われる時期。
もしかしたら、もう一生ゴルフが出来なくなるのではと考え、入院の時期を少しだけ遅らせて、クラブ選手権に強行出場。
この大会でなんと上位入賞したのです!
これで思い残すことなく治療に専念し、絶対にまた元気になってゴルフができる身体に戻るぞ!と強く決意しました。

平成27年10月12日、長崎大学附属病院入院。
軽い糖尿を患っていたことから、まずは食事療法から始めることに。
朝昼晩の散歩を行い、2週間ほどで血糖値は正常値に近くなりました。
その間も様々な検査が毎日のように行われ、麻酔薬の適合の確認や、ガンの場所の特定、虫歯の検査まで行いました。
今までほとんど病院にかかったことのなかった私には、初めての体験ばかり。
一通りの検査を終え、担当医からの説明がありましたが、大変難しい位置にあるため、切除後の縫合は機械でしか行えないこと、人工肛門になる可能性があること、おそらく「ステージ3」の段階であり、5年後の再発率が45%であることなどが、資料の提示とともに伝えられました。
「手術後の検査結果次第で状況は変わるかもしれません」と付け加えがありましたが相当なショックでした。実際にテレビドラマで見たようなことが私に起こり、いったいいつまで生きられるんだろうかと眠れない毎日が続きました。

手術当日。自分で歩いて手術室に向かい、自分で手術台にのぼり横になりました。
テレビドラマで見ていたものとは違うな…と考えていると、麻酔が入り一瞬で意識がなくなりました。
目が覚めた時は既に病室で、家族・親・親戚の耳慣れた声に、「生きている」と感じました。
かなり太っていたため、脂肪が邪魔をして、当初7時間の手術予定が9時間かかったと聞き、皆が笑っていました。
このとき手術が成功したことを改めて感じ、ホッとしました。
人工肛門は避けられましたが、圧がかからないようにと肛門に管が縫い付けているらしく、全てが看護師さん任せでしたが、皆さん大変親切で、どれだけ感謝の言葉を述べても足りないほどです。
また、偶然にも看護師長の方が私の幼馴染の同級生でびっくり!色々な相談も出来ました。
長時間同じ姿勢だったせいか身体が硬直しており、妻に数日間マッサージをしてもらい、家族のありがたさが身に染みました。

手術翌日からは辛い毎日でした。
歩いてくださいと言われるのですが、管が3本ほど体に繋がっていて、左肩が全く動かせない状態。
それでもなんとか頑張って起き上がりましたが、足腰がよろよろ。動くたびに傷口付近に激痛が走り、その日は部屋の出口まで歩くのが精いっぱいでした。
2日目は廊下に出て約50メートル。3日目、80メートル。
少しづつ歩けるようになり、順調に回復していきました。
4日目で水が飲めるようになり、9日目でやっと食事がとれるように。
入院前は83キロあった体重が71キロまで減り、お腹回りがスッキリ。
この体重を維持するぞと決意し、現在も74・5キロをキープしています。

入院中は親戚や友人、会社関係の方に次から次にお見舞いに来ていただき、言葉では言い表せない程嬉しくて感激しました。
入院が長引いてくると無性に我が家と愛猫達が恋しくてたまらなくなってきました。
そして入院生活30日で無事退院となりました。

その後は3カ月に1回通院し、検査を行っています。
摘出した細胞の詳しい検査で、実際は「ステージ1」であったことがわかり、抗がん剤治療もなく、今のところは再発の可能性も低いようです。
大好きなゴルフも、以前と変わらないスコアが出せるようになってきています。

私がガンになって気付いたこと。
まずは健康診断を必ず定期的に受けること!そしてガンは思った以上にお金がかかるということ。
今、私には何らかの役目があり「生かされているんだ」と痛感しています。
これからもより一層、保険人(ほけんびと)としてお客様や周りの方々に私の体験を伝え、健康診断の重要性・保険の必要性の情報提供をさせていただく決意です。

元社長(はじめしゃちょー)のガンの話
愛猫ハナと♡

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
私はおかげさまで本日、54歳の誕生日を迎えました。
1年前にガンを宣告された時は、この日を迎えられないかもしれないと考えることもありました。
今後一生、誕生日を迎えるごとに1年間無事生きて来れたことに感謝することでしょう。
これもガンになったおかげで感じることのできる幸せです。

平成28年9月28日  代表取締役 松尾 元

 

この記事をSNSでシェア